きょうたまたま観たBSドラマに魅入ってしまった。

鳥羽の島の漁師に嫁ぐ女の子の話し。

島の文化や風習や雰囲気は、学生のときのフィールドワークで数週間暮らした、西表島の村を思い出させた。

どちらの島でもめんどくさいことはたくさんある。
島のほとんどのヒトがみんなの事情を知ってる、秘密は筒抜け。
頑固なオジイは容赦なく叱る。
どちらかというと、フレンドリーではない内輪な雰囲気もある。
島の習わしを守らなければならないし、じぶんの好き勝手ではいられないことも多い。
情報は入ってこないし。。

でも、なにより西表島の記憶の宝物としておぼえているのが、子どもたちのまっすぐな屈託のない笑顔だった。
ちょっと慣れると腕をからめて、人懐こくしてくる。
そのくりくりの目の輝きは、いままで出会った子どもの中で最高だった。。

戦争の話しを聴くために、家に呼ばれて説教してもらったこと。
島の祭りの奉納のお料理作りを手伝ったとき、島の男衆は女の子に甘かったが、女衆は厳しかった、笑。
でも、沖縄では女性が男性よりも良く働くし、しっかりしている。
格好良いのだ。


子どもが育つとき、
人が老いて暮らしていくとき、
さまざまな生き方、暮らし方があると思うけど、
わたしは、家族以外の人が当たり前に面倒をかけたりかけられたり、助けてもらったり助けたり、、
そんな関係があることが豊かなのではないかなあ、とおもう。

田舎暮らしをすればいいということでもないんだなあ、と田舎に引っ越した友達の話しを聞いて思う。
共同体は、ほぼ壊れてしまった、と民俗学の柳田國男さんだかも言ってた。

これに習った関係を身近な場で作るには、、?

やっぱりビレッジを作る、っていう発想になるのかなあ。。
それには共通した何かが必要だろうな。

でも、島が大きな家族である支えは、豊かな自然にほかならないとおもう。

何か人為的なものではないのだ。
人を超えたものに対する畏敬の念が必要なのだろう。

これからの自分の道を、ちゃんと見つめながら、流されずに、進んでいきたい。